ご存じの通り(かな?)、大の和食好きです。イタリアンとかフレンチとか年に1回くらいしか食べません。素材そのままのおいしさ、旬のおいしさ、自分でも作れること、などなど和食が好きです。そんな和食に合うお酒はやっぱり日本酒。でも翌日残るのですよね。「明日は休み、今日は飲むぞ!」と気合いれないと4合瓶を空けることが出来なくなりました。歳には勝てない。。。
でも、蒸留したお酒は残りにくくていいです。焼酎、ウィスキー、ラム酒などなど。これは蒸留することで純度の高いエチルアルコール一種類になり、肝臓から分泌される酵素(アセトアルデヒド脱水素酵素)が集中して分解できるからだと記憶しています。
ただ、蒸留したお酒とあう食事がなかなかないのですよ。今はラムエバンジェリストとしてモヒートやフレンチラムにはまってますが、昔はよくウィスキーを飲んだ。アイラもハイランドもスペイサイドもほぼ制覇。おつまみは決まって乾き物。そこが残念です。みずみずしいおつまみでウィスキーに合うものを探したところ、「ほうれん草のおひたし、ただし醤油と鰹なし、岩塩のみ」というのが合うという結論になり、ほうれん草の置いてあるバーでは無理言って作ってもらったものです。
そんな私ですが、サントリーさんからお招き頂きまして、「ハイボールナイト2」というイベントに行ってきました。テーマが「和食とハイボールのすごいマリアージュ」ということで、ほうれん草以外にウィスキーに合うご飯があるのか?という目的で参加してきました。
■速報レポ:「ハイボールナイト2 by サントリー」~和食とハイボールのすごいマリアージュ~ – サントリートピックス
1.そもそもハイボールとは?
ウィスキーのソーダ割です。酎ハイだってこの名前から生まれたのですよ。「すごいハイボールの作り方」を教わりました。冷凍庫で冷やしたウィスキーを、鼻まで届く氷を入れたダンブラーに1/4ほど注ぎ、ソーダの炭酸が抜けないようにゆっくり注ぎ、そーっと上下に氷を1,2回持ち上げる感じでマドラーで混ぜる(というか触るくらい)。コツはウィスキーを注ぐ時に「愛情込めて注ぐ」ことだそうです。
■ウイスキーを楽しむ ウイスキー・ミュージアム サントリー
サントリー角は我が家も常備薬。普段はロックで飲んでましたが、ハイボールがめちゃめちゃ合うのですね。まるで「ハイボール専用ウィスキー」だ。
2.ハイボールは食事にあう
3種類の組み合わせを頂きました。特にラフロイグ10年ハイボールと牡蠣燻製が気に入りました。ラフロイグの海藻・ピート臭と燻製の煙臭が、ゆっくり息を鼻から吐き出すと良い香りでケンカしてないのですよ。これ、牡蠣だけではなく、燻製なら何でもあいそうな感じです。でも特に牡蠣は合うのでしょうね。もともと生牡蠣にラフロイグをふりかけて頂く食べ方もあるのですから。
1品目は豆腐と白州。さっぱりしたウィスキーなのであまり好きではないが、豆腐と頂くと両方メチャおいしかったです。
2品目は豚串焼と山崎。余市に出逢うまでは結構山崎を飲んでました。おいしい脂を豊かな香りの山崎が盛り立てる。
3.響の総料理長のこだわりが素敵
会場は「響 風庭 赤坂店」。名前の通りお店からすぐ出たところに大きな庭があり、ぶらぶら散歩出来ます。久しぶりに東京で土を踏んだような気がします。鈴虫の鳴くお庭の写真を撮りたかったのですが、ケータイF906iでは光が足りず、お庭からお店を映した写真のみアップしておきます。(ブレブレですみません)
ここの料理長平山さんのこだわりが凄いです。とにかく現場主義でおいしいものがあったらその農家や漁師まで出かけて行って、おいしいものをさらにおいしくするためにこうして欲しいと伝える熱意。食材のお話をしている時はとにかく嬉しそうに話してくれます。話がまったくウィスキーに触れないので思わず司会のサントリー竹内さんから突っ込みが入ることもしばしば。そのくらい思い入れがある食材たちということですよね。
懇親会で頂いた野菜たち。そのままで十分甘くておいしい。
こんなに肉厚な椎茸見たことない。テーブルでご一緒させていただいたモダシンさんは椎茸が苦手だったそうですが、これは完食されていました。
懇親会でも色々ハイボールを頂きました。やっぱりアイラモルトのラフロイグが一番好きです。
これ初めて見ました。ハイボールタワーという生ビールサーバのような構造のハイボール作成機です。炭酸感がたっぷりでよりスパイキー!
最後にデザート。クリームブリュレというらしい。デザートも年に1度くらいしか食べません。スイーツナイト以来かも。ウィスキー響をふりかけて頂く大人の味。そういう風にも使えるのですね。
個人的にもまた行ってみたいお店です。
4.私のオススメする飲み方
こんな風に食事にあうハイボールなのですが、ウィスキーを楽しむための私からの提案。こんな順序で飲むとよりそのウィスキーのおいしさが分かると思います。
- まずはStraight
テイスティンググラスに1フィンガーだけ。香りを楽しむ。鼻をグラスにくっつけて一気に吸い込む。 - 次にTwiceUp
1フィンガーの冷えた軟水を注ぎ入れ味を楽しむ。アルコール度数が半分になって、20度くらいになるので味が分かる。口に含んだとき、喉ごし、そしてフィニッシュ(余韻)はゆっくり鼻から息を吐きながら。 - そしてハイボール
最初の一杯目は「ハイボール!」と声高らかに乾杯してから食事と一緒に頂きましょう。
5.和食にあう最強のお酒は?
長々と書いてきましたが、やっぱり日本酒の方が好きかな。毎日飲めないので週末限定ですけど。
ということでハイボールナイト2、大変楽しめました。カリフォルニアからハイボール振興のためにわざわざ来てくれたハイジマ・ボルオ(?)さんにもお会いできましたし。何よりこんな素敵なイベントを自分たちでやれてしまうサントリーさんに驚いた。ブロガーと企業様のコラボレーション、色々試行錯誤している状況ですが、進んでるなーという感じです。ハイボール専用ウィスキーの「角ハイボールの部屋」サイトが完成してました。ハイボールタワーが愉しめるお店をチェックできますよ。
■角ハイボールの部屋 サントリーウイスキー
サントリーさん、ごちそうさまでした!
P.S.
このイベントが終わってその足で16年通っている行きつけの六本木バーへ。ウィスキーを飲んでたら何となく顔を見たくなったTimone(ティモーネ)のマスター廣幡さん。スタンダードなバーでレコード盤の音が落ち着きます。
▼Timone(ティモーネ)
住所:東京都港区六本木4丁目9-4 UFビル4 6F
電話:03-3402-1007
アクセス:都営大江戸線、東京メトロ日比谷線 六本木駅6番出口徒歩1分
コメント
西川様
先日は、ありがとうございました。
こちらを読むと知識もなく参加した自分が恥ずかしいですね。しかも携帯とは思えない写真。
私はここ数年で、随分酒に弱くなり翌日のことを考え焼酎ばかり飲んでましたが、ウィスキーもいいんですよね。
今後、ウィスキーの量が増えるかもしれません(笑)
また、お会いする機会がありましたら宜しくお願いします。
ハイボールナイト2の和食マリアージュは凄かった
前回がウイスキーとその飲み方としてのハイボールに焦点を定め、バーテンダーの妙技を堪能するイベントだったのに対して、今回は完全に食べ物が主役
こんばんは
私もこのイベントに参加していました。
(最後の感想のときにハイボール缶のことをしゃべった者ですw)
目の前の庭素敵だなぁと思ったのですが手前の照らすだけでなく奥まで行けたんですね。
せっかくなので外に出てみればよかったです。
お土産で貰ったハイボールジョッキのデザインがよくて大のお気に入りになりました。
ボルオさんと同じメジャーカップ付だったので美味しいハイボールが楽しめそうですw
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