イナダで3品


  久しぶりに早く帰れたので自炊しよう。35cmほどのイナダが安かったので、これに決める。
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表示を信じれば今朝水揚げされた千葉産のイナダ。ちなみに福井ではこのくらいのブリは「フクラギ」と呼ぶ。ブリは出世魚。大きさで呼び名が変わる。ブリは冬がウマいが、フクラギは夏頃が旬と聞く。
私は魚が捌ける。福井の実家で親父によく仕込まれた。実家では大出刃、小出刃、柳刃の3種類の包丁を使って捌いたが、東京の仮住まいには100円ショップ包丁のみ。まぁ、フクラギくらいの大きさなら、ちゃんと研げば大丈夫だろう。と、思ったが甘かった。研げば切れるが、すぐダメになる。捌き中に2回も研ぐハメになりながらも、3品完成。魚は1本からいくつも料理が出来るから楽しい。
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1.刺身
頭を落として、腹わたを抜き、3枚におろす。半身は塩焼き用に最初からウロコをとっておく。フクラギのウロコは少ししかないので、包丁で軽くなでれば済む。鯛だと大変だけど。。。皮をひいてからサクっと洗い、水分を布巾に吸わせる。あとは食べたい大きさになるよう角度をつけて切り身にし完成。大根ツマを作り、大葉とあわせて盛る。

2.ブリ大根(ならぬフクラギ大根)
3枚におろした時点で調理開始。頭はカマと頭に分解。エラを取り除く。頭は半分にザックシ切る。背骨は適当にザクザク切る。中落ちも適当にザクザク切る。大根を一口大に切り、全部水に入れる。酒・みりん・昆布出汁を適当に入れる。沸騰したら醤油・生姜を入れる。チューブ生姜で十分。調味料は最初から入れすぎないこと。後から適当に味を見ながら合わせればよい。アルミホイルで落とし蓋をして、たまに揺さぶりながら煮る。20分ほどしたら完成。

3.塩焼き
半身を三切れにして塩をふる。皮のほうからフライパンで焼く。油はひかない。返すのをあせらないこと。魚は殿様に焼かせろ、というくらいのんびりやれば良い。ちゃんと焼ければサクッとはがれる。焼けてないのにひっくり返そうとすると、ぐちゃぐちゃになる。皮の方を10分、返して5分くらいで十分焼ける。

ということで、ご飯が炊けるまでの1時間弱でこれだけ完成。味はさっぱり。春って感じ。これが来年にはハマチくらいになり、再来年にはブリになる。冬の寒ブリになると脂がしっかりのって、捌くのが大変になるほど脂でコテコテになる。それはそれでとてもウマいが、さっぱりとフクラギもウマい。
近頃、世界中で日本食、特に魚がブレイクしているとのこと。そのため、魚の値段も上がり、品薄なのだとか。魚の食べ方を見直して、安くてもウマさを引き出す料理法を学んでいきたいものですね。ごちそうさまでした。