ファーストガンダムに新たなシナリオ追加~Wii機動戦士ガンダムMS戦線0079~


任天堂のWiiは「リビングに置いてもお母さんに片付けられないゲーム機」というコンセプトを、開発当初から狙っていたというだけに、我が家においてもカミサンを巻き込んで盛り上がるエンターテイメントになっている。使い勝手がよく直感的な操作が出来るワイヤレスリモコンやシンプルなキャラクターデザインのMiiが、主婦層までをもユーザに取り込める機種となったとのこと。
Wiiユーザなら無料で楽しめる「みんなで投票チャンネル」は、ユーザから募られた二択質問を、世界中のユーザが答え、自分と世間のギャップが分かる。これをきっかけに家族の会話が盛り上がることもある。「ほらね!やっぱりカレーは混ぜずに食べる方が多いじゃん」という感じに。

こんなに家族に受け入れられたWiiなのでつい調子に乗ってしまい、7月26日に発売された「機動戦士ガンダムMS0079(バンダイ)」を買ってきた。操作はWiiの世界では「ヌンチャク」と呼ばれる両手操作用コントローラを使う。
1.右手のコントローラ
(1)ポインターで銃器の目標セット
(2)振れば接近戦でサーベル類を振る、あるルールでコンボ発動
(3)Aボタンでサーベルを握る
(4)Bボタンで銃器を撃つ
(5)AB両押しでサーベルでガード
(6)マイナスボタンで銃器の切り替え
(7)プラスボタンで地図表示

2.左手のヌンチャク
(1)スティックでモビルスーツの移動
(2)Cボタンで敵をロックオン
(3)Zボタンでスラスター、ダッシュやジャンプ

こんなに操作が複雑なのでカミサンはもちろん、子供たちにも歯が立たない。私がプレイしているとガンダム好きな5歳の息子は私の横にピッタリついて「やっぱりシャアは強い?」とか、「あれはザクに似てるけど色が違う(ランバ・ラルの駆るグフを見て)」といった、ガンヲタな楽しみ方をしてくれている。またナビとしても優秀でスラスターを使いすぎると「もうすぐオーバーヒート!」とか補給ボックスを見つけると「弾があと3発だよ」なんてアドバイスをくれる。しかし、プレイしなくてもこんなに楽しめるのは、属性が男のためで、カミサンや娘は白い眼で見ている。うむむ、任天堂の開発スタッフには申し訳ないが、やはりソフトの性質で家族ウケするかは決まるようだ。
このガンダムゲーム、設定はファーストの頃の地球で、連邦軍でもジオン軍でも両方戦えるのだが、ゲームオリジナルの部隊の小隊長という設定。このため、戦闘中にアムロやシャアやアカハナが敵となったり味方として登場する。一年戦争の後半はソロモンやア・バオア・クーといった宇宙(そら)が主戦場だったが、その時地球上では「こんなことが起こっていたのか」と思わせてくれる仕上がりになっている。ストーリーが面白くWiiの操作感を活かした完成度の高いゲームだと思う。

しかし、ガンダムファンとしてはやはり宇宙(そら)で戦いたい。そうでなければ、ビグ・ザムのドズルにもエルメスのララァにも逢えないではないか。無重力空間での機体操作プログラム制作は困難を極めると思うが、次回作にも期待したい。