VistaでNAS(ネットワーク対応HDD)にアクセスする3つのTips

VistaでNASのネットワークドライブにアクセスするための3つのTipsをエントリー。自分でも過去に2回ほど同じこと調べてしまったので備忘のためです。

1.アクセス出来ない時

NAS側が少し古いとアクセス出来ないことがあり、Vista側のレジストリ設定を変えてやることで対処できる。理由はこちらが参考になる。
■Vista移行でパスワード認証されなくなったファイルサーバへの対応 | マイコミジャーナル

変更するレジストリ設定はこちら。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa
LmCompatibilityLevel=2(デフォルトは3)

regedit.exeで変更する場合のハードコピーはこちら。

 

2.「送る」からドライブをなくす時

上の1の設定をすると、ファイルを右クリックして表示されるコンテキストメニューの「送る」表示がかなり遅くなる。どうやらネットワークドライブがない環境(モバイル時とか)でもVistaが探しに行ってしまい、タイムアウトするまで表示されない挙動。ようやく表示されると下のようにネットワークドライブに×印が表示されている。

私は「送る」にドライブ表示されている必要性を感じないので、表示されないようにすることにした。これもVista側のレジストリ設定で変更できる。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
「Explorer」キーがない場合は追加

DWORD
NoDrivesInSendToMenu=1(0にすると表示)

regedit.exeで変更する場合のハードコピーはこちら。

3.ネットワークドライブの監視を切る

(2008/12/17追加)
ネットワークドライブにしておくことで読み書きのアクセスが若干早くなります。しかし、Windows起動のたびに接続を復元しようとして、 ドライブが見つからないと起動がもたつく。使用環境が変化するノートPCではオフにしておいた方が、起動が快適です。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\NetworkProvider

DWORD
RestoreConnection=0(エントリをなくすと監視)

 

 

以上3つのTipsで、VistaでNASに快適アクセス出来るようになります。ちなみに、NASをネットワークドライブに設定しなくとも、サーバ名(またはIPアドレス)でアクセス出来ますが、私はよく使うNASはネットワークドライブにしています。アクセスが多少高速化されることと、Googleデスクトップ検索の対象ドライブに出来るから。

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