サバイバルキャンプで人類の歴史を感じよう

今週末はサバイバルキャンプ。天晴本舗9月号のアウトドア特集取材ということで6人で行ってきた。キャンプ場でも何でもない山の中に1泊2日。場所の詳しくは明かせないが、私の先祖代々から守っている山。

2008.07.13 Survival Camp

道路から少し森を歩いて入ったところで、川が流れている。夜になると真っ暗。ケータイも圏外。電気も水道もガスもない。トイレは土を掘って作る。寝場所を確保するのに草を刈る。ご飯を作るのに石を積み上げる。

昼には川で泳いで涼む。
夕方には日暮の鳴き声を聞き、カワトンボが羽を休めるのを見る。
夜には満天の星を眺め、地球の回転を感じる。源氏蛍が光信号を発して乱舞する。
朝にはかっこうやカワセミの鳴き声で起きる。
一日中、1/fゆらぎの瀬の音を聴く。

あぁ、何と素晴らしき自然がこんな近くにあるのだろうか。逆に文明は何と便利だが破壊的なものなのだろうか。

50万年前に「火」という人類最大の発明をした人類は、次々に先輩を追い越し、今や原子力をもコントロールしているかの錯覚をしている。今から300年後のガンダムOO(ダブルオー)の世界では太陽エネルギーをもコントロールしているという。永い人類の歴史の中、たった数十年生きている私たちは未来に何を残してやれるのだろう。
■一億年後も美しい地球を残そう~福井恐竜博物館~ | 本質思考道場

そんな思いに耽ることが出来た。整備されたキャンプ場ではこうもいかない。社会生活を忘れたくて来ても隣のテントに気を配り、炊事場でも気を配り。。。もし、あなたの友達に山持ちがいるなら、ぜひサバイバルキャンプをオススメします。

こんな急坂を降りたところに河原がある。
2008.07.13 Survival Camp 

焚き火で熱くなっている石の上で、ブロックベーコンをぶすぶす切って焼く。遠赤外線でゆっくり、じっくり。
2008.07.13 Survival Camp

メギスを串刺しにして火の近くで適当にあぶる。これも急がないこと。
2008.07.13 Survival Camp

焚き火を囲んでまったり。川の上の森の隙間から空を眺めれば、頭の真上にこと座のベガ、少し下におおぐま座の北斗七星。他にも星が一杯。少しずつ動いているのがはっきり分かる。時間とともに地球が回っているのを感じる。
2008.07.13 Survival Camp

 

こんなことしてみたい私の周りの友達がいたら、こっそり申し入れてください。連れて行ってあげます。条件は、虫を怖がらない、闇を怖がらない、泥んこでも許せる方、歓迎。

P.S.
電波圏外でもF906iは役に立つ。ミュージックプレイヤーとして、時計として、カメラとして、ビデオとして、懐中電灯として。特にカメラライトを懐中電灯代わりに使うのは闇夜で歩くのに便利。

コメント

  1. Kaz より:

    懐かしい。何年前でしょう? 西川さんと西川さんの奥様(あの時はまだ結婚前)と私で行った所ですね。あの時結構飲んで酔っ払った記憶があります(笑)。
    ああいう場所、時間は人間に必要ですよねー。
    PS. 無事東京に着きました。会えるのが待ちどうしいです。

  2. 西川孝盛 より:

    Kazさん、お帰りなさい。そうそう、あの山ですよ。かれこれ14年は経ちますね。何も変わってませんよ。福井までの道中お気を付けて。

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