▼車の中での音楽シーン
ドライブや通勤で車を使っている方は多いと思います。特に電車が少ない地方では。私も福井では車で通勤しています。都心と違い満員電車とは無縁の地方での通勤時間。出社時には気分を盛り上げる曲、帰り道は癒される曲を選んで聴きたいものです。私の場合、行きはRockで帰りはR&Bって感じかな。
さて、皆さんは何を使って音楽聴いてますか?CD,MDもありますが、iPodなどのミュージックプレイヤーも多くなってきてますよね。最近のカーステレオだと初めからiPod端子が付いていたり、ステレオミニジャックが付いていたりしますが、10年前の私の車にはそんなのない。だからiPodをFMトランスミッター(下写真)経由で、カーステレオのFMに飛ばして聴いています。福井と東京の往復の中、音楽ソースが一つに出来るのが気に入ってます。
とはいえ、車に乗り込む度にiPodを接続するのが面倒。コンビニでちょっと車を離れる時も、物騒な世の中(まぁ、福井は日本一犯罪が少ないので安心ですけど)、一応外して降りてまた付けてを繰り返してます。面倒ですね。それと、写真のようにケーブルがあるので、どうしてもノイズを拾ってしまい、エンジンの回転数にあわせて変な雑音が聴こえるのも気に入らない。
▼F906iはFMトランスミッター内蔵!!
ところが!!今レビュー中のF906iったら、FMトランスミッター内蔵、いいですか皆さん、「内蔵」ですよ!!これ素晴らしく使いやすいのです。
まずは、ミュージックプレイヤーを起動します。「MENU -> 9 -> 1」でもいいし、右サイドのミュージックプレイヤーボタン長押しでも起動できます。後者の方が断然ラク。
すると、「84.3MHzにFM送信します」となり、一時停止。「PLAY」するとカーステレオから音楽キターー!上にはFM送信中のアイコンが表示されます。
84.3MHzは初期設定で、以下の9種類から選べます。ご利用地域のFM局と重ならない周波数を選んでください。「MENU -> 8 -> 1 -> 8」から選べます。
- 83.5MHz
- 83.7MHz
- 83.9MHz
- 84.1MHz
- 84.3MHz(初期設定)
- 86.9MHz
- 87.1MHz
- 87.3MHz
- 87.4MHz
選んだ周波数で、カーステレオ側もチューニングしてください。マイカーに積んでみました。
うーん、アンプラグド!ケーブルがないってのはいいですね。初めて無線LANを接続した時の感動に似ている。
これまでのiPod用ホルダーに無理やり差し込んでいますが、居心地悪そう。週末にカー用品屋でこいつに似合うホルダーを探してあげよう。
それと、意外にも音質がいいんですよ。ケーブルがない分、余計なノイズを拾わない。iPodよりもクリアに聴こえます。まぁFMなのでCDやMDには負けますが、簡単・便利・大容量という方が私は好きです。ホントにちゃんと音楽聴く時は書斎でアンプで聴くべきですからね。男なら。特にクラシック。
車の周りにいてもカーステレオから聴こえていたので、洗車しながらポケットにケータイ入れて車のスピーカーで音楽聴くってのも出来るでしょう。
▼カーテレビにもなる
前回のレビュー記事「第5回:たった20円でワンセグケータイをお風呂テレビに変える!?」でお伝えしたように、F906iにはワンセグテレビも付いている。今度はワンセグテレビをカーテレビに変えてみた。
ワンセグテレビもFM送信OK。ワンセグテレビにしてから、「MENU -> 6」でFM送信になり、カーステレオに飛ばしてくれます。音楽もテレビもこいつ1台でやってのけてくれるんですね。普通の街ナカ走るスピードなら途切れなく見れました。新幹線で試したときはブチブチ。200KM/hオーバーの世界では、F906iというよりも地上波デジタルの限界があるようですね。
▼カーナビにもなる
マルチタスク機能で、音楽聴きながらiアプリも使えます。無料なら初期インストールされているモバイルGoogleマップ、有料でルート検索もしたいならNAVITIMEドライブサポーター(月額315円)がオススメ。私のカーナビは10年前のもので壊れてしまったのですが、F906i×NAVITIMEがあれば十分です。NAVITIMEの音声ルート案内はケータイ本体から出力され、その間はミュージックプレイヤーはミュートされて、音声案内が聴きやすくなっていました。この辺りも使いやすいところですね。
マルチタスク機能についてはこちらのエントリーも参考にしてください。
■F906iのマルチタスクは何個まで同時起動できるか – カイ士伝
▼レンタカー借りる時の提案
地方で車をよく使う方はもちろん、都心でたまにレンタカー借りる方にもF906iはオススメ。レンタカーにはiPod接続ケーブルとかFMトランスミッターなど付いていません。「そういうのもサービスで貸し出したら?」とこの前レンタカー屋に提案したら、「細々したものまで貸すと、なくなっても分からない」という答え。とはいえ、こちらもレンタカーしか使わないのにわざわざFMトランスミッター買うのも気が引けますね。そういうあなたは、ぜひF906iを。自分の好きな曲でドライブ。会話が途切れても、曲にあわせて鼻唄歌えば場が持ちます。F906iはドライブの素晴らしき旅仲間です。もうお前を離さないっ!!あ、もちろんF906iのこと。彼女にそう伝えたいなら、こちらのエントリーを参考にしてください。
■[F906i] R25読者に捧ぐ~F906iを使ってデート時の印象をよくする7つの方法 – 脳内会議
▼バッテリーにはご注意を
便利な旅仲間のF906iにも、バッテリー持続時間という課題があります。私の実験では、3時間近くワンパックで聴けていますが、ロングドライブでは足りません。また音楽聴いていたら電池なくなって通話も出来なくなったら困ります。そこで、バッテリパックを複数持ち歩くことをオススメします。コンビニとかにも乾電池式のものがありますが、使い捨てのものよりも、いっそのことドコモショップでバッテリーパックを追加で1、2個買ってフル充電を持ち歩いた方が便利です。小さくて薄いし、乾電池より大容量だし。
どれが満タンで、どれがカラか分かるように、番号を油性マジックで書き、購入日も書いておきましょう。そして、いつも使い続けるのは「1」と決めておきましょう。バッテリーにも寿命があるので、いつも使い続けるものと、予備は明確に使い分けた方が良いです。もし、2番,3番を使った日の充電は面倒ですが1個ずつやるしかありません。バッテリパックはF905iとも互換性があるので、F905iも持っているという人はF905iを充電台に出来ますよ。
私は毎日結構ケータイを酷使するので、たいてい2つくらい充電しないといけません。バッテリパックだけで充電できる充電器があるといいんですが。今度自作してみるか。
さらにロングドライブでのバッテリ持続が不安な方は、シガーライターソケットからの給電をしましょう。シガーライターソケットとケータイを接続するタイプのものは1,000円弱で買えます。もう一つオススメなのは、思い切ってDC/AC変換器を車に常備してしまうことです。これなら普通の家庭用コンセント用充電器も使えるし、パソコンのアダプタだって使える。5,000円くらいするので少し高いですが、汎用性は抜群です。(最近の車は灰皿すら付いてないと聞く。ライターソケットあるのかな?)
▼さらばiPod、これまでありがとう
ということで、iPodからF906iにミュージックプレイヤーを乗り換えることができました。これまでありがとう。
(もちろん、フィクションです)
▼いくらお得なのか
さて、ここまでのレビューでF906iの多機能さが分かってきました。いくらお得なのか試算してみましょう。
F906i購入費用 |
-57,500円 |
microSDHCカード(8GB) |
-5,000円 |
Ziplocフリーザーバッグ大1枚 |
-20円 |
お風呂テレビ |
20,000円 |
FMトランスミッター |
4,000円 |
カーテレビ |
20,000円 |
カーナビ(最低限機能) |
50,000円 |
ミュージックプレイヤー(8GB) |
20,000円 |
ビデオカメラ(Xactyあたり) |
30,000円 |
歩数計 |
3,000円 |
ICレコーダー |
4,000円 |
差し引きのお得感 |
88,480円 |
値段は私の勝手な相場感です。一つ一つの機能では専用機に勝てないと思いますが、そんなにこだわりなければ十分使える機能と操作感だと思います。歩数計はネットとつながっているので専用機より断然素晴らしいし。一つであることは、それだけ忘れ物がなくなるということ。忘れん坊の私にはもってこいのケータイです。
迷っているあなた。F906iを候補の一つに加えて下さいね。
各機能のレビューはこちらのまとめサイトからもどうぞ。
FOMA F906iブロガー徹底レビューまとめサイトへ!
本質思考道場でもレビュー中!レビュー記事はコチラ
コメント
[F906i] R25読者に捧ぐ~F906iを使ってデート時の印象をよくする7つの方法
お疲れ様です。
megです。
以前、(一部で)好評を博したエントリーをさらに発展させて・・・
[F906i] F906iに見る愛される彼女になる10のポイント
http://alittle.bitter.jp/blog/?p=173
今回は少々視…
【F906iレビュー】第11回:ミュージックプレイヤーを使いこなす
まとめサイトにご質問を頂きました。 ミュージック機能について詳しくしりたいです。 使い勝手等。 なるほど。私もF906iのミュージックプレイヤーには期待して、iTunes+iPodから移行した身です。これまでのところ分かっていることをいくつか整理しますね。 1.iTunes..