【F906iレビュー】第12回:地図アプリ vs Google vs NAVITIME対決!!カーナビで使うにはどのiアプリ?

まとめサイト読者の方からご質問いただきました。ありがとうございます。

薄型・ヨコモーション・FMトランスミッター内蔵に惹かれ、F906iを買おうかと考え中です。クルマに載せてカーナビとして使う場合に、 NAVITIMEなどのナビ音声はFMトランスミッターで飛ばせますか?(ワンセグやミュージックプレイヤーの音はOKのようですが)

なるほど。以前紹介したFMトランスミッタ機能を使って、カーナビの音声案内をカーステレオに飛ばして車のスピーカーから聴けるか、というご質問ですね。
■【F906iレビュー】第6回:FMトランスミッターも付いてるF906iは9万円もおトク!! | 本質思考道場

了解です。ではまず答えから。

iアプリ音声はFMトランスミッタには飛ばせません。

さらに言うと、ミュージックプレイヤー中にナビアプリの音声案内が入ると、ミュージックプレイヤーが一時停止し、音声案内はF906i本体スピーカーから音声が出る。その後、ミュージックプレイヤー再生を再開するには、いちいちアプリを切り替えないといけない。これイケテナイですね。恐らくiアプリからFMトランスミッタを制御することが出来なくてこうなっています。せめて、ミュージックを自動再開してくれるといいのですが。

本体スピーカーからの音声案内は、エンジン音のうるさい車(私はホンダアコードワゴン)だと、ほぼ聴こえません。よって、私は音声案内をオフ、バイブレーターオンにして使っています。こうすると、ミュージックプレイヤーは一時停止しないし、バイブで案内に気づき、曲がり角を確認できるというわけです。この設定オススメします。

回答は以上ということにして、F906iをカーナビとして使う時にどのiアプリがいいか検証してみました。選択肢はプレインストールされている2つ、「ゼンリン地図アプリ」と「モバイルGoogleマップ」、それにSH903i時代から使っている「NAVITIME ドライブサポーター」の3つとします。
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■ゼンリン地図+ナビ : 機能紹介(iアプリ対応版) | ゼンリンデータコム
■Google マップ
■NAVITIME JAPAN imode NAVITIME機能解説

1.結論
断然、「ゼンリン地図アプリ」ということが分かりました。
「NAVITIMEとは違うのだよ、NAVITIMEとは!」
(ガンダム語録よりランバ・ラルの言葉。原文「NAVITIME」 -> 「ザク」)
というわけで、私がなぜゼンリン地図アプリ(以下、地図アプリ)を気に入ったか、紹介します。

2.ヨコモーションで地図が広く視認性が高い
NAVITIMEはヨコモーションに対応していません。
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地図アプリはプレインストールだけあって、バッチリ対応しています。
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このように、上下左右の方面を文字で表示してくれ、走り始めると文字がなくなり地図が大きく表示されます。カーナビ専用機の画面の大きさには負けますが、解像度が864×480と高く視認性が高いです。
ただ、これだけなら無料のモバイルGoogleマップと同じです。

3.ヘッドアップに対応
モバイルGoogleマップは「ヘッドアップ」、つまり進行方向が上、という動きをしません。常に北が上の「ノースヘッド」のみ。
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地図アプリは、ヘッドアップとノースヘッドの両方に対応しています。歩くにも車でもナビゲーションとしては、ヘッドアップの方が断然分かりやすい。
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左上隅の方位磁石が8時の方向向いてるの分かりますよね。

4.足あと機能が使える
NAVITIMEはナビゲーションでルート設定しないと車の動きにあわせた地図表示が出来ません。つまり、目的地設定なしには使えないのですね。これは面白くない。旅はゴールが決まってるばかりではなく、「あ、こんなところにこんなのあるんだ」という発見が面白いですからね。上記3の地図アプリの写真は足あと機能での表示です。下の画面から設定できます。
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しかも、足あとをmicroSDに保存して、パソコンでも確認できるとのこと。サイクリングで走り回ったあと、帰ってパソコン見て何キロ走ったかなんていう使い方が出来そうです。ただし、ミュージックプレイヤー起動時はそっちにmicroSDを使っているので保存できません。なので、私はまだ足あと保存機能が試せていません。

5.ルート検索ももちろん対応
モバイルGoogleマップではルート検索は出来ません。NAVITIM
Eドライブサポーターなら出来ます。もちろん地図アプリでも出来ます。しかも見やすい。
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6.乗換案内は音声入力にも対応
車でなくとも、電車の乗換案内としてNAVITIME並の機能を持っています。しかもなんと、音声入力対応!「東京から渋谷まで13時到着」とやると、音声認識して自動で入力してくれます。人ごみの中では試していませんが、8割以上は認識してくれる感じでした。これはGoogleにもNAVITIMEにもありません。 たまに「回線が混雑してます」とエラーになるのが玉に傷

7.いろんな地図モードがある
トドメはこれ!これもGoogleにもNAVITIMEにもありません。
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▼直感地図モード
カーソルキーの真ん中を押しながら傾けると、モーションセンサーが反応して傾けた方に地図が動く。これは使っていて気持ちいい。こちらのビデオをご覧ください。

▼標高地図モード
何だかよく分かりませんでした。。。

▼利用者マップモード
地図アプリユーザが過去によく通っているエリアを色分け表示してくれる。関東圏の2008年6月データだとこんな感じ。
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何かに使えそうだけど、まだピンときていない。。。

▼道路モード・鉄道モード
地方でよく車に乗る人は道路モード、都会でよく電車に乗る人は鉄道モード。地図の見やすさが違います。左が道路モード、右が鉄道モード。交差点名など表示が違いますね。
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▼夜モード・昼夜オート切替モード
夜モードだと地図全体が暗めのトーンになり、夜運転している時に見やすい。オート切替だと時刻で変更してくれるようです。車モードになってしまうようです。
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8.他にもいろいろ
パソコンとの連携機能、現在地表示してセンターボタン&左ボタンで現在地を友達にメール(多分、相手もドコモじゃないとダメ。iモード契約者宛ならOK)してくれる機能、などなど、もう盛り沢山。その上、内蔵アプリだけあってF906i向けチューニングがなされているのか、けっこうサクサク。(2008/7/4訂正:NAVITIMEに比べたらモッサリモサモサですのでこの記述は削除)
さらに、F906iの目玉「サーチキー」とも連動しているので、待受画面からワンアクションで探したい地図を出せてしまう

9.あえて苦言を言うなら
衛星写真モードがないことかな。これはGoogleもNAVITIMEもある。特にGoogleはGoogleマップ衛星写真上に車が「ピコーンピコーン」って光りながら移動するので、なんだかSFチック

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