web2.0の弱点


web2.0という言葉が何となく衆知され、何でもかんでも2.0という接尾語が付く時代になった。web2.0であるための条件は明確ではないが、私は以下のように理解している。

1.ソーシャルであること
2.ロングテールを活かし、マッチングできること
3.ユーザ同士がコンテンツを拡張でき、ゆえに爆発的に情報が増える可能性を持つこと

web2.0がGoogleやアマゾン、はてなやウィキペディア、さらにはセカンドライフといったサービスで普及してきた今日だが、web3.0という時代はくるのだろうか?

ソーシャルであることは、多数決であり、民主主義的な大衆礼賛である。しかし、真実は多数決では見いだせないことを忘れてしまう危険性をはらむ。そう、天動説の時代には地動説が真実と認められなかったことのように。

そもそも、真実とは一つではなく、それが時代とともに変わっていくものだったり、ゆえに個々の人間の解釈によって変わるものであることは事実であろう。

このため、ユーザレビューや過去検索履歴によるランキングといった多数決に頼り切った最近の情報選別方法には疑問を感じる時がある。

個人の嗜好に基づき、かつ嗜好を入力するという愚直であいまいな方法ではない嗜好収集とマッチングが、web3.0には求められていると思う。各種リマインダやアラートなどの機能はこれに近いのかも知れない。しかし、これらにしても「今の瞬間」の自分が欲する情報を得る手段にはならない。
300億ページがwebにはあるという。確かにgoogleは検索を簡単にしてくれた。しかし、探したいものの単語を選ぶという行為自体はなくなっていない。究極的には、何も入れずボタンを押すだけでピッタリの今欲しい情報が出る。そんな、パソコンが苦手な人にも優しいサービスを、システムエンジニアの我々は提供していかなければならないのだと思う。

PS
まずは、キーボードとマウスなんていうコンピュータに都合の良いデバイスではなく、声と五感という人間志向のデバイスを開発することが先かも知れない。