俺は銃を向けられるのか ~機動戦士ガンダム 第08MS小隊~


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本日未明、夢を見た。。。
 
何かのモビルスーツのコクピットを開発していて、私はテスト責任者だったのだが、安定しない。新たな取り組みとして、伊豆の踊り子号をアイデアに、三次元の三軸方向にジャイロセンサーを取り付け、パイロットの負担を減らすコクピットを作っていた。しかし、3つのセンサーの同期がうまくとれず、振動が激しい。ジオン軍はもうすぐそこまで来ているというのに。。。
 
という夢だった。うなされて起きた。時計はAM1:00。眠れない。GW中に見ようと思って借りてきていた機動戦士ガンダム第08MS小隊でも見ながらうとうとしようと思い、リビングに下りた。
 
全部で4枚のDVDで構成されていて、すべて見るには7時間ほどかかる。このストーリーは、宇宙世紀0079年、まさに宇宙(そら)では、アムロやシャアが戦っていた年。その年の「地球上の」地球連邦軍とジオン軍の戦いにフォーカスしている。登場するのは、連邦軍の第08MS小隊の隊長であるシロー・アマダ少尉。彼は、戦場においても仲間を死なせない、そして敵であっても戦闘能力がなくなっているのであれば、殺すべきではない。そういう理想を証明すべく戦っていた。敵として登場するのは、兄が作ったモビルアーマーのパイロットを駆るアイナ・サハリン。やさしい心の持ち主だった。二人は敵同士ながらも互いに魅かれ、戦いあい、救いあう。しかし、戦場の法規は甘くはない。
 
これまで見てきたガンダムシリーズ(ファースト、Z、ZZ、0083)の中では、ピュアとか仲間とか愛とかを感じる作品だった。そして私もそういったものが好きだ。戦場にいて悩むシローに感情移入して観てしまった。最後のシーン、モビルアーマーを操るアイナの兄ギニアスが連邦本部を狙う。そこに、シローとアイナが二人で運転するガンダム(地上戦用)で阻止しようとし、相打ちとなる。連邦本部も、ジオンの病院船もシローもアイナも全て戦死する(スタッフロール最後まで見てくれれば実は・・・)。やはり、戦場というものは甘くはない。シローの理想は成らなかった。ただ、シローの言う通り、この作品では仲間は一人も死んでいない。
 
いつの間にかAM6:00だ。現実に戻る。今も世界各地で民族紛争が起きている。この瞬間にも銃口を向け合っている兵士がいる。パレスチナにも、ボスニアにも、ザイールにも、カシミールにも、あちこちで。今日私が感じた矛盾や悔しさや悲しさ、彼らはその何十倍もの重みと現実味を持って、それでも戦っている。悲しいのか何なのか分からない涙が溢れる。
 
もし日本が戦争になった時、俺は敵に銃口を向けられるのだろうか。自分が狙われるくらいなら、向けられないのだろう。しかし、大切な家族や仲間が狙われるのなら、先手を打つのだろう。今戦っている兵士たちもそういう思いなのだろう。
 
先にやり始めた偉い人たちが止めると言わないと、どうしようもないのか。

または、既に止めようがなくなっているのだろうか。
なぜ人は戦争をするのか。。。