夜行バスのススメ


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十数年間もの間、福井と東京を往復してきたが、ほとんどがJR、たまに飛行機という経路であった。計算してみると、地球を20週するくらいの移動量であり、JRには2000万円ほど支払ったことになる。株券に変えられれば随分と優待されるのではとつくづく思う。

夜行バスは敬遠していたが、どうしてもスケジュールがあわず、新宿発福井行の夜行バスに乗ることになった。なにぶん8時間の乗車時間で車内が狭いという印象であったが、乗ってみての感想は以下の通り。

1.一日2往復も出ているのは知らなかった。35人ほど1台に乗れるが、木曜日にも関わらず満席。早めに予約されたし。
2.縦3列であり、シートは飛行機のビジネスクラス並みにリクライニングできる。大変快適に横になれる。
3.新宿のバス乗り場がどこにあるか相当迷った。南口の高島屋タイムズスクエアの下にあるので普通に歩いていたら分からない。下を見ながら探そう。
4.出発するとすぐにカーテンが閉められ、電気も消える。そう、真っ暗闇。どこにいるのかさっぱり分からず、拉致された気分になり、少しエキサイトする。
5.乗客は、十代の若年層と、おばちゃんたちである。コストに厳しい視点を持つお客様に支えられている。
6.普段8時間も寝ないので本を読みたいが、読書灯は暗すぎて使い物にならない。
7.全て自己責任である。なぜなら、途中の高速道路サービスエリアに泊まろうとも、車中アナウンスはない。睡眠しているお客様に迷惑がかからない配慮である。なので、バスが止まったことを体感し、窓を覗き、バスを降り、煙草を吸う。
8.そして、サービスエリアからの出発時も点呼はない。つまり、決められた時間内に戻らなければ、おいていかれるはずだ!!!
9.福井に入ったら、敦賀・武生・鯖江・福井・福井北のインターに細かく止まる。本当は福井インターが自宅に近いのだが、そんなこと知らないので今回は福井バスターミナルまで乗ってしまった。
10.福井バスターミナルに降り立つと不思議な気分になる。なにしろ、暗闇の中で8時間過ごすわけで、時間感覚と距離感覚が麻痺する。
11.とはいえ、2で述べたようにしっかり体を横にでき、乗り物に弱くなければグッスリ眠れる。無理してJRや飛行機で帰るより、睡眠時間は稼げそうだ。着いた後にシャワーを浴びて仕事が出来れば、JRや飛行機よりも快適だと思う。

ということで、今後は愛用するかも知れない。片道8,300円とJRよりも4割引程度の値段設定も魅力。ぜひお試しあれ。

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